第509話 「きょうされん」の全国の皆様へ。
全国大会実行委員長の大和田新です。
間もなく8月。9月21日(土曜日)22日(日曜日) に福島県磐梯熱海で開催される全国大会まで、2ヶ月を切りました。
皆様をお迎えすべく、実行委員会では 連日会議を重ね、関係機関と調整を行っています。
震災から2年5ヶ月になろうとしていますが、原発事故の収束もままならず、仮設住宅では3年目の暑い夏を迎え、将来の不安とストレスから体調を崩す人が増えています。
震災関連死も1千400人を超え、被災3県(岩手・宮城・福島)では福島県が突出して多くなっています。
しかし、福島は負けません。今、夏の果物「桃」が収穫のピークを迎えようとしています。
夏の果物「桃」の生産で一番たいへんなのが1月~2月の厳冬期。
この時期に行う丁寧な剪定作業が、桃の品質を左右します。
昨年は風評被害払拭の為に、桃農家は高圧洗浄機で、桃の木の表皮を剥ぎ取り除染しました。厳冬期に脚立に乗っての作業はまさ に命がけ、凍った足場から足を滑らせ転落、骨折した農家も続出しました。
しかし桃農家は言いました。「除染で表皮を剥ぐ事で害虫駆除にもなり、この夏は最高の桃を消費者に提供します」と。
とにかく福島県で「きょうされん」の全国大会を開催することは、私達福島県民にとっては「元気」を発信する大きなチャンスと捉えています。
また、皆様が「福島に来て良かった、福島は元気で頑張っているから、引き続き応援しよう、また、仲間と来よう」と、思って頂ける大会にすべく努力して参りますので、宜しくお願い致します。
西日本を中心に大雨による被害が出ていますが、一日も早い復興を心からお祈りしています。
9月に皆様にお会いできるのを楽しみにしています。
大和田新
2013年7月30日 | その他