第471話  事実無根

 

 
自称フリージャーナリストの烏賀陽弘道(うがやひろみち)元朝日新聞記者が南相馬市を取材中、住民から暴力を振るわれたとTwitterで発信していますが、そのような事実は全くありません。

余りにもくだらない内容なので、facebook にあげるか迷いましたが、南相馬市原町区萱浜(かいはま)で、懸命に復興に取り組んでいる友人達の名誉の為にも、ここに掲載させて頂きました。

怒りを共有してくれる仲間がいてくれたことに、感謝と喜びを感じています。

烏賀陽弘道氏の人格を疑う取材の仕方に、憤りと哀れさを感じます。

当事者として名前が出てくる上野敬幸さんは、津波で両親と8歳の長女と3歳の長男の家族4人を亡くしました。

お父様と長男は、未だ見つかっていません。

上野さんは今も仲間と一緒に海岸に出て、家族を捜しています。

家族が見つかっていない上野さん達遺族には、震災から 年などという節目はありません。

このfacebook でも紹介しましたが、上野さん達「復興浜団」は、地域や南相馬市の子供達の為に、公園やプールを作ったり、菜の花で迷路を作ったり、ディズニーランドに招待したり、「137人も津波で亡くなった南相馬市最大の被災地である萱浜・しどけ地区にまた子供達の歓声と笑顔が戻るように、日々活動しているのです」。

ジャーナリストとして、被災地に入るという事は、被災した人達の話に耳を傾け、喜びや悲しみを少しでも共有しようと努力することにあるのではないでしょうか?

烏賀陽弘道氏の取材態度は、あくまで上から目線で、家族を亡くした遺族の悲しみにに寄り添うどころか、遺族の心に深い傷を負わせてしまったと言わざるを得ません。

彼のような自称ジャーナリストに、被災地を 取材する資格も、被災地の情報を発信する能力もないと確信しています。

何と「愛」が無い人間なんだろう。

先ほど、上野敬幸さんからメールが届きました。

「心配させてすみません。大丈夫ですよ。あんなヤツに関わる気は全くありませんから。ありがとございました」と。