第463話  堀潤さんと取材⑤

 
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南相馬市小高区の小高市民病院前院長・遠藤清次先生を南相馬市鹿島区の仮設住宅の一角にある「絆診療所」に訪ねた。

遠藤先生は現代の赤ひげだ。

廃院が決まっていた小高市民病院を救ってくれたのは小高の住民だった。

昨年5月1日、絆診療所はオープンした。

「仮設住宅から孤独死を出さない」が遠藤先生のポリシーだった。

あれから1年。遠藤院長他7人のスタッフは、仮設住宅で孤独死を出さない為に、そして地域の為に懸命に頑張ってきた。

遠藤先生はこのほど、第一回福島県民栄誉賞を受賞した。

遠藤先生は言う。

「仮設住宅の皆さんは疲れています。長引く避難生活から、肥満や高血圧、糖尿病など持病が進み、認知症も悪化 して、将来への不安から生き甲斐を無くす人も増えています」と。

深刻な状況に堀潤さんも言葉がない。

管理栄養士の鶴島綾子さんが、特大のお握りを用意して待っていてくれた。

今野畜産のメンチカツしか食べていなかった私達には、最高のご馳走だった。

焼おにぎり、美味かった!

堀潤さんは、焼おにぎりの他に、おこわのおむすびもを2個食べた。

身も心も体も満足して、ラジオ福島のスタジオに向かった。

この日の「月曜Monday ( もんだい)夜はこれから」は、ユーストリームで最高の視聴数を記録した。

番組が終わり、最終の新幹線で帰る堀潤さんと「餃子会館」で餃子とラーメンを食べて別れた。

再会を約束して。