第46話 富岡町

 

★平成24年10月14日午後4時。

警戒区域の富岡町。

津波の被害をまともに受けた「JR 富岡駅」と生徒の歓声が消えた「県立富岡高校」

ゴーストタウンと化したこの町に、人びとの日常が戻ってくる日が来るのだろうか?

★役場機能が戻った広野町には、人の息づかいが感じられるようになった。

楢葉町の姿は、4月16日に警戒区域が解除された南相馬市小高区と似ている。

そこには、人の気配を感じる事がほとんどない。

それぞれの地域には、住民の帰還を阻むかのように、一面にまっ黄色のセイタカアワダチ草 が生い茂っていた。