第419話  ⑤いわき海星高校

 
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いわき海星高校。

県内の高校で、唯一津波の被害を受けた、県立いわき海星高校で3年生4人に将来の夢を聞いた。

マイクを向けたのは、①大内真奈美さん②高橋純香さん③大木将太くん④井上恭兵くんの4人。

大内さんは歯科衛生士、高橋さんは通信技術を活かした仕事、大木くんは人を笑顔にできる仕事、井上くんは船に乗って、いわき海星高校で学んだ事を活かしたいと、将来の夢を語ってくれた。

いわき海星高校は、津波で2名の生徒が亡くなった。

その霊を慰めようと、生徒有志で「チームじゃんがら」を結成、震災の年の夏から各地で披露している。

この日話を聞いた、大内真奈美さんと高橋純香さんは「チームじゃんがら」のメンバー。

「震災後、私達のじゃんがらを泣きながら見てくれたお年寄りがたくさんいました。踊った後に、『ありがとう、供養になりまし た』という声を聞いて、これからも続けようと決めました」と高橋純香さんは話してくれた。

9月21日(土曜日)、郡山の磐梯熱海町で行われる障害者の全国大会「第36回きょうされん全国大会」のオープニングで、いわき海星高校「チームじゃんがら」による「じゃんがら念仏踊り」が披露される。