第406話  出生前診断説明ミス

 

 
☆北海道函館市の産婦人科医院で2011年、出生前診断でダウン症と判明した胎児について、誤って「異常なし」と両親に伝え、別の病院で出産した男児がダウン症の合併症等で3ヶ月で死亡した事を受け、両親は院長らに損害賠償を求める訴訟を起こしました。

これについて、自らも骨形成不全症で出産経験を持つ、車椅子の友人から昨日メールが届きました。

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新聞を見て、目を疑いました。

函館の「えんどう桔梗マタニティークリニック」の院長 遠藤 力医師は、私達が福島医大で出生前診断を受けた医師です。

当時、骨形成不全症の遺伝の研究をしていました。私達に勇気を与え、娘
の命を支えてくれた医師です。

出生前診断には賛否両論あり、どの選択が正しいのか、私達は正しかったのか、私は今だにわかりません。

でも、遠藤医師は、私達を親にしてくれました。

私の部屋には今も産まれたばかりの娘を抱いた主人と私と医師達の写真があります。

あの日の感動は、あの日の青空と共に私の脳裏に焼き付いています。

そんな医師のあってはならないミスに、言葉もありません。

出生前診断 どうなのでしょうか…。