第320話  深刻な汚染水

 

 
爆弾低気圧が、日本列島を駆け抜けて行きました。

全国で3人亡くなるなど、県内でもいわき市を中心に冠水、土砂崩れの大きな被害をもたらしました。

皆さんの所はいかがですか?

★それにしても、東電第一原発の汚染水の問題は深刻ですね。

仮設タンクの耐用年数もありますし、廃炉に向けて汚染水の処理が最大の課題になると考えています。

梅雨を前に、作業員の方の健康管理にも十分配慮して欲しいものです。

原発の収束は、まだまだ先の話し。

帰村、帰町に向けてライフラインの整備を進めても、原発が不安定では、住民の気持ちも故郷から離れてしまいかねません。

★警戒区域が解除された浪江町に、先日、南相馬市の消防団のメンバーだった「復興浜団」が、全国のボランティアと一緒に総勢80名で行方不明者捜索に入りました。

県内では以前220人が行方不明となっています。

自分達の手で家族を捜すとの一心で、海岸やテトラポットの間を見て回りました。

原発事故後、家族を捜す事が出来なかった人達の苦しみや悲しみを、国や東電はちゃんと理解し、背負っていって欲しいと切に願います。