第30話 パフォーマンス

 

安倍総裁の次は野田総理が、ポイント稼ぎに原発を見にきました。

野田総理はまた、「福島県の復興なくして日本の復興はない」と、無責任で実行力の伴わない発言をしました。

復興の為には除染が最優先とも白々と言いました。それが復興のポイントなら、最終処分場や中間貯蔵施設の建設を急ぐべきです。

27万人都市の福島市に仮置き場が二ヶ所しかありません。

その内の1つは、市民からの善意の提供地で、行政が決めたものではありません。

市内の除染もなかなか進まず、自宅の除染は庭に穴を掘って汚染土埋めるか、一ヶ所に集めて保管するように指示されています。

自宅に保管された汚染土は、いつまで庭に置くのでしょうか。

前が見えない不安がよぎります。

終わりのない除染に、これからどのくらいの税金が投入されるのでしょうか。

密談が指摘され、答が決まっているかのような「
県民健康調査表」に700億円も税金を使うなら、福島県の復興を担う子供達の教育や医療に10%でも回してもらいたいものです。