第287話 頑張れいわき海星高校

 

 
明日は、甲子園球場に、いわき海星高校と聖光学院高校が登場します。

震災時、いわき海星高校の生徒会長だった高橋裕基くん(大学2年生)からのメールを転送します。

高橋くんは、いわき海星高校野球部のエースでした。

大和田さん、おはようございます!

野球部にエールを送ります。

高校野球をやっている人ならだれでも行きたい甲子園という夢舞台にいわき海星高校が出場できることを、本当に嬉しくおもいます。

こうして、いわき海星高校が甲子園に出場できた背景には、たくさんの方々からの支援やご協力があったからだと、心から感謝しています。

今思うと、あの震災があった時には、もう野球できないと思いました。

グラウンドは、瓦礫でいっぱい道具は流され、そして、最悪の原発問題。

しかし、各地の高校野球部からの支援や、全国のたくさんの方々からの支援により、部活を再会することができました。

いくら感謝の言葉を言 っても言い尽くせない、たくさんの支援があり、今の海星があります。

本当に、ありがとうございます!

この場をかりて、心からお礼申し上げます。

今日のライバルは明日の友達、野球を通してそれを実感しました!

いわき海星高校にはそういったたくさんの人への感謝の気持ちを持って、一球一球大切にプレーしてほしいです。

また被災者の方々に対して、1人でも多くの人に頑張ってる姿を見て頂き、いわき海星の野球部が頑張ってるんだから、私も頑張ろうと思われるような、全力プレーをしてもらいたいと、願っています。

頑張れいわき海星高校!そして、頑張れ聖光学院高校!

甲子園のスタンドで応援できる事に感謝しながら、声援を送ります。

高橋裕基