第216話 浪江町 警戒区域レポート③
4月から区域が再編される浪江町。役場庁舎西側には、除染した汚染土が大量に持ち込まれている。
3・11、地震発生直後、校長や地域の人達の素早い判断で全校児童が無事に避難した請戸小学校。時計の針は3時38分を指している。
1階は津波で破戒されたが、かろうじて残った2階教室の黒板には、復興へのメッセージが所狭しと、書き込まれている。
2階ベランダからは、事故を起こした東京電力福島第1原子力発電所の排気搭が見える。距離は南へ7キロ。
太平洋の恵みと共に生きてきた請戸は、波の音だけしかしない無音の町になってしまった。
賑わい を忘れた請戸港には、陸に打ち上げられた漁船が強風に煽られて泣いていた。
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2013年2月12日 | 浪江町