第208話  月曜Monday ( もんだい)夜はこれから

 

★2月11日(月曜)夜7時から放送の「月曜Monday ( もんだい)夜はこれから」は、ゲストに伊達市梁川町の仁泉会梁川病院院長・今野明先生(57)をお迎えしてお送りいたします。

テーマは「ある医師の挑戦。3・11から今日まで」。

今野明先生は、震災前は南相馬市小高区で、今野外科医医院を開業していました。

原発事故を受け今野先生は、一時原町区の避難所から新潟県三条市に避難を指示され、現在も86歳の母を残してのバラバラ生活が続いています。

★今野明先生の活躍を掲載した、新潟県の新聞記事の抜粋です。

「三条市総合福祉センターの避難所では、福島県南相馬市から住民と一緒に移ってきた医師の今野明さんが、ホームドクターとして避難者の健康管理に駆け回っている。顔馴染みの医師がそばにいてくれる 安心感が、避難生活のストレスや不安を和らげているようだ。

父から受け継いだ「今野外科医院」と自宅は、津波の被害をかろうじて免れたものの、福島第一原発の事故で南相馬市内の避難所へ。さらに、原発20~30キロ圏内に対する屋内退避指示を受けて、新潟県三条市へ避難してきた。

今後は、感染症や環境の変化による下痢や便秘が増えることも心配だ。「避難所にいる人は、みんな自分の入院患者みたいな気がする。健康を守るのが私の使命」。

いつまで避難生活が続くのか、これからどうなるのか、全く分からない。だか、「ここにいる間はホームドクターとして役目を果たしたい」と話した。

避難所に来たばかりの時は、カルテが無いため、記憶を頼りに名刺のコピーの裏に症状や薬の種類を書き込み、紹介状代わりにした。

「先生、うちに帰りたいんだ」。回診の時、97歳のアキさんが弱々しく訴えた。今野さんは「今、体調を整えるのは帰った時のため」と背中をさすって励ました。

★今野明先生は今、伊達市の梁川病院院長として、三条市の避難者達を定期的に励ましながら、地域医療再生に懸命に取り組んでいる。

番組では、3・11から1年11ヶ月たった現在の福島の地域医療の現状や、故郷小高への思いを中心に、先生にお話を伺います。

★「月曜Monday (もんだい)夜はこれから」はインターネットのユーストリームで音声と影像を全国に発信します。

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