第204話 解散命令と死の彷徨
★ひめゆりの搭
米軍が間近に迫る中、1945年6月18日夜半、陸軍病院では、学徒に「解散命令」が出されました。
「君たちは、今日までよく頑張ってくれた。今日からは自らの判断で、行動するように」との一言で、敵の前に放り出されることになりました。
突然の解散命令に壕は大混乱。動揺する生徒たちに、引率教師は「決して早まった事をしないで、生き延びなさい」と伝えました。
砲弾の飛び交うなか、傷ついた体を引きずりながら逃げる者、負傷した学友を助けて歩く者、砲弾に吹き飛ばされる者、手榴弾を胸にあて爆発させる者、父母の名前を叫びながら、死んでいきましあ。
ひめゆりでは、3月の動員数から 解散命令を受けるまでの90日間の犠牲者19名に対し、解散命令後のわずか数日で100余名が亡くなりました。
ひめゆりの悲劇を語る人も少なくなり、証言はビデオに替わり、時の流れの早さを感じます。
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2013年2月4日 | その他