第176話 南相馬市、希望の灯り

 
阪神淡路大震災から今日で18年。
 

176
 

南相馬市役所前の文化センター(夢はっと)正面に立つ「希望の灯り」は、神戸から贈られた鎮魂と復興の証。

そこには、こう記されている。
 


希望の灯り
 

2011年3月11日、
午後2時46分
東日本大震災。

震災が奪ったもの
命、仕事、団欒、
街並み、思いで

たった1秒先が
予知できない人間の限界。

震災が残してくれたもの
やさしさ、思いやり、絆、仲間。

この灯りは
奪われた
すべてのいのちと
生き残った
わたしたちの思いを
むすびつなぐ。
 

堀内正美(神戸市)