第15話 中間貯蔵施設

 

神奈川県の黒岩知事にインタビューしました。

神奈川県が、「被災地の瓦礫を受け入れる」と表明したことに関し黒岩知事は、「その直後から市民グループや地元の企業から強固な反対にあって進展せず、白紙撤回に近い状態になっていると」と苦悩を話してくれました。

宮城、岩手の瓦礫でさえ受け入れに難色を示している自治体が多い中で、福島県の放射性廃棄物を含む瓦礫を受け入れてくれる自治体などあるはずがありません。

細野大臣は「最終処分場は県外に」と明言しましたが、法制化もされていない現在、その言葉を信じることは出来ません。

中間貯蔵施設が最終処分場になることは明白です。

震災から1年6ヶ月を過ぎた今、未だに場所さえ決まっていない廃棄物中間貯蔵施設。

このままでは除染も進みません。

県は中間貯蔵施設の場所も含め、当事者である双葉8町村にこの問題を丸投げせず、リーダーシップを発揮して欲しいと願っています。

また、そうしないと福島県の復興、復旧はあり得ないと思っています。