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「あの時から11年が過ぎても」     きょうされん福島支部役員一同

category : 未分類 2022.3.11 

2022.3朝日新聞

人の手によって、原発は動き始めた。

人の手によって、戦争がはじまった。

 

チェルノブイリと福島第一原発

3.11からウクライナは福島とつながり続けた。

 

目に入ってくる映像は11年前と似ていた。

病院に入院している人たちは、障がいのある人たちは、逃げれたのだろうか。

逃げることができない人たちは、じっと、地下壕に身をひそめているのだろうか。

福島と同じように、小さなこどもやお母さんたちが国外に逃げる。

福島と同じように、お父さんたち男性は国に残って戦い続ける。

消防が懸命に火を消し、緊急車両がけが人を運ぶ。

お店には食べ物が無くなり空の棚だけが残り、破壊された町に人の気配が消えていく。

2021.4双葉町帰還困難地域

どうか

故郷に思いを残しながら避難した人たちも

バラバラになった家族を思いながら、残った人たちも、無事で生き抜いてほしい。

決して、心を引き裂かれても、自分たちを責めないで

バラバラにされることなく、みんなを思い合い、つながり続けていてほしい。

2021.4国道288号線大熊町入り口

福島は、11年たっても住めない町がある。

福島は、もう帰れるよといわれても、苦しんでいる。

帰れるよといわれた故郷に帰るのか、帰らないのか。

自分で決めたことなのに。自分は残らず、逃げたのだろうかと。

時が流れる中で、あの時から、それぞれの今は、みんな違う。

前に進んだ人は、いつまでも被災者なんて言ってちゃダメだよ。と心の中で声をかける。

でも、今も、苦しみ、もがき続ける人は、わかっていてもそんな言葉が心に痛い。

家族の命を奪われなかった少女は、家族が亡くなった友だちに、自分の家族を今も語らない。

災害や緊急状況に追い込まれた人たちに、再びこんな思いを、何度も何度もして欲しくない。

                             2021.4双葉町特定復興再生地域

 

だから、これだけは伝える

原発は人の心でやめることができる

戦争は人の心でやめることができる

 

ここから つたえ つなぎ あしたを生きる

―東日本大震災から11年目のありがとうを全国に。震災の真実と教訓を未来へつなぐ-

2022.9.30 10.1 陸前高田できょうされん第45回全国大会in東北・いわてが開催される。

 

自分たちの失敗や弱さを認めさらけ出し

様々な苦悩を知ることで

きっと真実と教訓を未来につなぐことができるだろう

辛くて時間がかっても、私たちはそれをやらなければならない

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