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つながり学びパワーアップする研修会を開催しました。

category : 未分類 2017.2.21 

「あなたの仕事に、あなたの職場に働きがいはあるか

-やまゆり園事件と重ねあわせながら-」に参加して

6年にわたり、福島の支援に入ってくださっている長崎ドリームパークの牛嶌さん、京都まいづる福祉会の新谷さん、神奈川夢21福祉会の岩山さん、福岡かしはらホームの古賀さんの4人と、郡山からあいえるの会橋本広芳さんを講師(ナイトゼミでもお世話になりました)に、つながり、学び、パワーアップする研修会「あなたの仕事に、あなたの職場に働きがいはあるか-やまゆり園事件と重ねあわせながら-」が、2月18日19日に、磐梯熱海で開催されました。

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もういっぺんしゃべるべ

1日目は、古賀さんの国の動き情勢報告のあと、やまゆり園事件について岩山さんからの報告を聞いて、参加者で話し合いがされました。今回、「いっぺんしゃべるべ」の第2弾で、作業所で働く障がいのある仲間や、障害のある人たちが多く参加してくれました。福島での全国大会後、支部に障がいのある仲間、利用者の部会を作ろうという声で、今年度からスタートした取り組みです。みんなが、感じていること、思っていることを聞かないで、ことを考えることも、進めることもできないのです。障がいのあるみんなが、楽しく交流することと、自分のことを話す、みんなの話を聞くことを大切にしていかなくてはならないと、つくづく思いながら研修が進みました。

グループワークでは、「国が最初にしめした防犯対策や犯罪を起こしそうな人をしっかり見張れば、この事件はふせげるとは、思わない。」この事件の背景にあることが色々だされました。障がい当事者の意見、職員の意見、施設長の意見、みんなが思っていることがたくさん出され、みんなで考えました。

最後に、この事件がそこで働いていた職員によって引き起こされた事件であったこと、そして大島衆議院議長にあてた「施設で働く職員の生気を失った瞳」という嘆願書から、設楽支部長より、みんなで考えたやまゆり園事件と重ねあわせながら、この研修会のテーマ「あなたの仕事に、あなたの職場に働きがいはあるか」につながる問題提起がなされました。

1日目に参加してくださったみなさん、ご苦労様でした。「また、みんなでしゃべるべ!」

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福島県障がい者支援事業所職員実態調査の数字は

2日目は、昨日の問題提起を受け、県内きょうされん加盟の事業所98人のアンケートの結果からスタートしました。「この仕事を5年後も続けたいと答えた人47、続けられないと答えた人19、どちらともいえないと答えた人29、未記入4」半数の人がやめることを考え悩みながら仕事をしているのです。答えた人たちの年齢や理由を見ると、福島の人不足が現れ60才以上パート雇用の人たちも続けられないと答えてはいるのですが、その数字を超える30代、40代、50代の常勤雇用の人たちが、どちらともいえないと答えているのです

続くグループワークで、ひとりひとりから出された話は、大切なものばかりでした。厳しい仕事の実態でもありました。2日目の参加者は少なかったですが、みなさんの話がしっかり聞けました。そして、最後に牛嶌さん、新谷さん、岩山さん、古賀さんがグループワークの話を受けながら、座談会を進めてくれました。濃いたくさんの話のなかみを載せることは、困難ですが、

「なにが、みなさんを今もこの仕事を続けさせているのか?」のフロアーからの問いかけに、参加者の皆さんが話された言葉は、心にしみるものがありました。「参加者ひとりひとりの心を動かし、心に残っている障がいのある仲間との様々な出来事」「嬉しいことや辛かったことや悔しかったことや・・・・・」それが、この仕事を続けているエネルギーなのかなぁと思いました。

そして、講師のみなさんの話からも「共同作業所ができた時も、震災直後も、そして今も、みんなのかけがえのないこの場所を無くさない、潰さないためにがんばってきたこと、がんばっていること」が、みんなの心のなかにあるんだなぁと思いました。

 

ある法人の言葉 「障がいのある仲間の幸せも、職員の幸せも」

障がいのある仲間が幸せに生きるために、それには、支える職場で働く職員も幸せに生きなきゃダメなんだと、あらためて感じた二日間でした。

じっくりと、みんなといっしょにやらなきゃならないことを、忙しいけどみんなで考えていきましょう。

みなさん、お疲れ様でした。また今日から仕事ですね。ファイト!

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